はい。じゅくちょうです。
噂や陰謀の絶えない受験業界ですが、どんな業界であれ制度が敷かれている所では、その制度をしっかりと知っておく事が常套手段!
という事で、
香川県高校入試の合否の判断はどのよううになっているのか!
について、少々解説してみたいと思います。
では早速。香川県の高校入試の合否判断には、とりあえず大きな二つの判断材料があります。
1つめは
学力検査
これは皆さんご存知の「5教科各50点計250点」となっている入学試験というヤツです。本番とか当日点とかとも呼ばれていたりしますね。
もう1つは
学習 の記録
と呼ばれる奴で、一般的には「内申点」とか「内申」と呼ばれています。
計算方法は
第一学年の5段階評価の点(合計45点)
+
第二学年の5段階評価の点(合計45点)
+
第三学年の5教科の5段階評価の点×2(合計50点)
+
第三学年の音楽、美術、保健体育、技術・家庭の評価の点×4(合計80点)
となっています。。合計で220点ですね。
で、
ここまでは結構皆さん知っているのですが、ここから先の判断方法については、あまり知られていないようです。
よく「丸亀高校は合計400点必要」という感じで言われていますが、ぶっちゃけコレはある意味正解であり、ある意味間違いでもあります。そもそも合計では判断していないんです ← \_(・ω・`)ココ重要!
そんなら、どうやって判断するのか。
これは相関表というやつで、これを使います。
その子がドコの段階に属するのかをまず相関表に入れます。
どの段階にいるのかは、
こういう割合で考えます。
例えば丸亀高校の定員は、280人この内の上位7%が段階5に属します。
280×0.07=19.6つまり20人が段階5に属するという事になります。
こんな感じで、学習の記録・学力検査の点から、どの段階に受験生が属するのかを判断し、それをその受験生の
学力
として判断しています。
おそらく
とまぁ、こんな具合に合格者のゾーンと調査書次第のゾーンに分けて、
調査書次第のゾーンの子の中から、特定の部活や何か特殊な記載事項(英検とか資格とかですね)のある子を「総合的」に判断しているのではないか、と思ったりしてます。
この合格・調査書次第・不合格の線引きは高校ごとに違うらしく、内申に偏ってたり当日点に偏ってたりする事もありえそうですね。 「当日点次第」という噂はこの辺りが絡んできてそうな気もします。
あ、ただ注意しておいていただきたことがあります。
これは確定の事実ではありません。
私が、香川県の公立高校入試の細目から読み取り、県教育委員会に問い合わせて話を聞いて考えた事です。
ご注意ください。
ただ私は塾生の受験先を考える際に、こういう制度である事をベースにしています。
で、
まぁこういうわけなので、単純に合計点だけで判断しているわけではない、というわけです。
先ほどの丸亀高校は合計400点というのは半分正しくない、というのはそういう事です。
じゃぁ、半分正しいってのはどういう事なのか?
内申200あれば、丸亀高校は段階4か5になると思います。
また当日点が200あれば、丸亀高校は段階4か5になると思います。
つまりはどちらかが段階4,5に属していれば、合格するような相関表の線引きが行われているのではないでしょうか?
そして合計が400になる、という事は必ずどちらかが200点を超えている必要があります。
結局合わせて400が目安、という事になるわけですね。
合否なグレーなゾーンに属する可能性を考えると英検や生徒会活動、部活の記録等、何かしらかけるものがあれば、若干有利というのもあながち間違ってない噂なのかもしれません。
が、
完全なる不合格をひっくり返せる事はないとおもいますので、内申が足りないと言われている子はできるだけ当日点をできるだけ取るように頑張りましょう、って事です。