香川県公立高校入試考察・数学編

香川県公立高校入試考察・数学編
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はい。じゅくちょうです。

さて、塾らしいネタを少々。

香川県の公立高校入試の数学について、どんな感じで戦っていけばいいのか、について少々書いてみたいと思います。

尚、入試問題は

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香川県 公立高校入試過去問題 2020年度版《過去5年分収録》英語リスニング問題音声データダウンロード付 (Z37)

さて、香川県の高校入試の数学は、大問構成は毎年ほぼ同じです。

香川県の数学の問題構成

第一問

計算問題が主体です。小問7つで構成され、(1)が1点でそれ以外は2点の計13点。

ここを確実に取ることが重要ですね。

単なる計算ではない式を作る問題や式を満たす値を求める問題等も出てきますが、奇抜なものではありません。数演の左側で十分に対応できる問題ばかりです。

 

第二門

第二門には要注意です。時間をかけるには、リターン(点)が少ない問題が毎年1つ出されます。

内容的には角度を求めたり、長さを求めたりという図形問題が出されます。

ここの(3)には要注意です。

高校生ですら解けない問題が時々出されます。

補助線の引き方次第では、できなくもありませんが、相当レベルが高く時間をかけて答えを出したころには時間かけすぎて、他の問題に手が付けられない、という事もしばしばです。

普段の練習の時には、いいかもしれませんが、本番はちょっと考えてわからなかったら

迷うことなく飛ばして

計算の見直しに費やす方がいいですね。

あとできれば白紙にするよりも、物差し等で長さをはかり、他の長さとの比で数字を入れておきましょう。分数である事が多いです(笑)普段の勉強の時はやっちゃだめです。これは最終手段です。

他の問題は、比較的素直に解けると思います。

図形の性質を教科書でしっかり押さえておきましょう。あとは必要ならば補助線を引いて図形の問題を考える癖をつけておきましょう。

 

第三問・第四問

第三問・第四問は、いろんな分野の問題が盛り込まれます。

確実に言えるのは関数の問題と方程式の応用の問題が1つずつ入るという事ですね。

数の性質や確率、標本、資料の問題、決まりに従って変わる数、当はここに入ります。

 

第五門

最終問題は、証明2題です。相似・合同・平行四辺形

どんな証明が来るかは運しだいですが、1つ目の証明は簡単です。教科書で見た事あるレベルですが、2つ目の証明は劇ムズです。これも高校生でも証明する事ができない事もあります。

なもんで、これもある程度進めて部分点狙いがベスト!ですね。

1問目は3点、2問目は4点の配点です。

 

さて以上のような構成が香川県公立高校入試の数学です。

ここ数年この形なので、この形が続いてく可能性は高いと思います。ただ気がかりなのは2021年に中学で実施される学習指導要領の改訂です。

新しい学習指導要領では、教育課程全体や各教科などの学びを通じて「何ができるようになるのか」という観点から、「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」の3つの柱からなる「資質・能力」を総合的にバランスよく育んでいくことを目指します。
「知識及び技能」は、個別の事実的な知識のみでなく、習得した個別の知識を既存の知識と関連付けて深く理解し、社会の中で生きて働く知識となるものも含むものです。そして、その「知識及び技能」をどう使うかという、未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力など」、学んだことを社会や人生に生かそうとする「学びに向かう力、人間性など」を含めた「資質・能力」の3つの柱を、一体的に育成します。

https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201903/2.html

2022年度には高校でも指導要領の改訂があり、教科構成までガラリと変わります。

この改訂に向けて、中学校がカリキュラム・内容を変えてくる事は十分に考えられます。

大問構成は同じですが、「問題をしっかり読んで、そこに書かれている条件をしっかり読み込む」事をしなければ、得点できないような問題がチラホラ目立ち始めました。

こういった内容を大々的に取り入れてくる可能性も否定はできません。

なので、

過去問の分析はあくまでも分析で変わる事はある

という事を肝に銘じておく必要があります。

では、どんな対策をとっていけばいいのか。

それは次回の講釈で。

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