香川県公立高校の入試の噂について

香川県公立高校の入試の噂について
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はい。じゅくちょうです。

公立高校の入試にはいろんな噂がありますよね。根も葉もない噂。その噂のせいで不安になる受験生も少なからずいると思います。

という事で、香川県の高校入試について思う所を少し。

どんな噂があるのか?

  • 地元有利
  • 丸亀高校は内申はみない
  • 高専は内申をみない
  • 野球部有利
  • 内申点と当日点の合計で決まる。
  • 内申点は学校によって差がでてくるので中央値補正をかける

ってな所ですかね。もし他にもあればコメントください。調べて追加ブログ書きます。

さて、それでは1つずつお話していきますかね。

地元有利

地元って話、よく聞きますよね。なんでこんな噂がでてくるのか。

これは

「地元から来ている子が多い」

からこういう噂がでるのだと思われます。

高瀬高校は、高瀬周辺、観音寺第一は、観音寺周辺、丸亀高校は、丸亀周辺の子が多いです。

人口的な要素も、通学的な要素も絡んできますが、とりあえず地元の子が多いとこういう噂が立ちやすいのだと思われます。

「普通なら入れないような点の子が地元枠で入った!」という話も聞きますが、これは地元がいいからという事で無理目な点で受験する子が丸亀では相当数います。

しかし同等数以上の無理目な点で受けて残念な結果になった子も多いと思います。

って辺りから派生してきたのが「地元有利」論なんでしょうね。

丸亀高校は内申をみない

昔からある噂で

「丸亀高校は内申は関係ない当日点が勝負だ!」

というのがあります。

正味コレは間違いなく噂です。

じゅくちょうがソレを身をもって証明してます(笑)

なんせ私当日点が180点超えてないですからね。

時計忘れる・花粉症直撃・ティッシュが途中で無くなる

という超バッドコンディションで受けて、そんな結果に。当然作文は満点算入です(笑)もっと低くてもおかしくありません。

それでも内申は体育が3でそれ以外は全部5の合計208点

内申点で合格した、と言っても過言ではありません。

どうやって合否の判断をしているか、は、香川県教育委員会が公開している入試細目にすべて書かれています。

https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkyoui/somu/portal.html

この辺は別記事で詳しく紹介する事にします。

まぁ、って事で「内申は関係ない」はダウトである、という事で。

高専は内申をみない

昔の高専は内申をみてなかったような気がします。

ただ、最近の高専は違います。

ちゃんと内申点を算入する試験方式になっています。

これは高専のHPで公開されている募集要項の一部です。

http://www.kagawa-nct.ac.jp/admissions/JHSS/jhss2.html

ばっちりと合計で評価する、となってますし、しかも同点の場合は(2)の調査書の高い順に優先となっていますから、根も葉もないどころか全く逆の噂ですね。

耳に優しい言葉にまどわされないようにしましょう。

なお高専が内申重視に傾く理由はわかるような気がします。

バイクにのれる、部活が緩い、校則が緩い、バイトができる

という普通科の高校生からすると羨ましすぎる環境の高専です。楽しそうだから、という理由で来る高専生が増え、 エンジニアを育てるという趣旨から外れて しまった為、ある種の真面目さ・勤勉さを示す指標である内申点を重視するというのは、当然の流れなのだと思います。

野球部有利

この噂も結構有名ですよね。

野球部に入る事を言えば若干点が取れなくても入りやすい。

これは完全に否定する事ができません。正直グレーな所だと思います。細目に書かれている一文が気になるのです。

この部分です。点数だけでなく総合に判断するって事なので、特定の部活に入る事、特定の部活をやる事、が判断材料の1部になりますよー、と言っているんですよね。なので、特定の部活に入る子が優先されてもおかしくない、というわけなんです。

以前、ウチの生徒がダメだった時に納得いかずに教育委員会に電話して、入試方式について細かく聞いた時に教えてもらいました。

入試は細目通りに行われるので、細目に書いている事が全てである。

優先的に入れている事を完全に否定はしてこなかったんですよね。校長の判断である。細目通りである。しか言ってもらえませんでした。

まぁ、こういう所を踏まえて考えると、

限りなくグレーな噂である

と言わざるを得ないですね。

内申点と当日点の合計で決まる。

これは上の内容とも絡んでくるのですが、合計点では決まりません。

内申点・当日点を段階に分け、相関関係表から合否を決定する模様です。

これに関しても別記事で、もうちょっと掘り下げて説明する事にしますが、

合計点では決まらない。

事は確実です。

合計点は単なる目安

と考えておきましょう。

内申点は学校によって差がでてくるので補正がかかる

確かに内申点は学校によって差が出てきます。学校によって定期テストの難易度にも差がありますし、甘くつけたり厳しくつけたりしている学校もある模様です。

ただ「内申点は補正される」という情報がどこから出ているのかわかりません。

細目には

「調査書の学習の記録の評価から算出」

としか書かれておらず、また、調査書の学習の記録に関しては各学校が作るので、他の学校と比較しての補正をかける事はどう考えても不可能です。

もしかしたら相対評価で行われていた時期には、このような補正があったのかもしれません。

しかし、ここ数年は細目にこう書かれているのでコレも噂と判断せざるを得ないですね。

尚、この内容に関しても教育委員会に直接電話をして「補正はない」という確認をしています。

「公務員のいう事を信じるのか!」

とか

「本当の事をいうわけがない!」

というご批判をいただく事とは思いますが、合否を判定する側にいない私からすれば、公文書として公開されている情報を元にして受験に向けて戦っていくしか術はありません。

根も葉もない証拠の無い噂や思い込みを陰謀であるとして、否定して受験するのは危険すぎます。

私は公開されている情報と現状を分析して受験先を勧めたり考える派です。

陰謀論に巻き込まれないようにしてくださいね

と、まぁ、こんな感じです。

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